2019年9月17日(火)

台湾与党、頼前行政院長が総統選出馬表明
蔡氏のライバルに

2019/3/18 15:57
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【台北=伊原健作】台湾独立志向を持つ台湾与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳・前行政院長(首相、59)は18日、2020年1月にも実施する次期総統選に出馬する意向を表明した。与党内では蔡英文総統(62)が2期目を狙って再選出馬する方向だった。頼氏も蔡氏を尊重する意向を示していたが一転して態度を翻し、候補者争いが混沌としてきた。

頼清徳・前行政院長(18年、台北市内)

18日に頼氏が台北市の民進党本部で記者団の取材に応じ「台湾を守る責任を果たしたい」と出馬を表明した。民進党は同日総統選の立候補者の受け付けを始め、頼氏は同日登録を済ませた。蔡氏も週内に登録する予定で、両者が正式候補の座を激しく争う見通しだ。

頼氏は民進党のエースで、蔡氏より人気があるとされる。ただ総統選の潜在候補者の支持率を調べた直近の民意調査では、対中融和路線の国民党の政治家や無党派の台北市長、柯文哲氏(59)らの優勢が目立つ。頼氏が出馬したとしても、民進党が政権を維持するのは容易ではない。

頼氏は「私は台湾独立を主張する政治家だ」と公言するなど蔡氏より独立志向が強い。総統候補となれば中国側は警戒を強めそうだ。

民進党は4月に正式な候補者を決める予定だ。党内での協議で候補者を一本化できない場合は民意調査を実施して決める。同月17日に正式候補者を最終決定する見通し。

16日に行われた立法委員(国会議員)の補欠選挙が頼氏の判断に影響したようだ。与党の地盤である南部・台南市の選挙区では最大野党・国民党の攻勢で思わぬ苦戦を強いられていたが、頼氏が支援した民進党候補者が当選した。

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