眠るブランド品40億円 元Jリーガー社長が握る
リユースの旗手たち(3)
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ブランド品の買い取り専門店の「なんぼや」などをグループ60店舗超に広げ、創業7年で売上高315億円を達成したリユースの新星、SOU。昨年、東証マザーズに上場した同社を率いるのは「やせっぽち」の元Jリーガー、嵜本晋輔(36)だ。嵜本の背中を押しているのは、大量生産・大量消費を拒む若いユーザーたちのシビアな要求だ。
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創業7年で業界2位に

買うよりシェア、買うならリユース(中古品)――。若い人々が従来の大量生産、大量消費の枠組みを拒みはじめている。スマートフォンで簡単に売買できるメルカリに触発されて、これまで裏方のイメージだったリユース業界にも30~40代の改革者たちがあらわれた。大量消費のムダを吸収する経済の「静脈」を進化させろ――。リユースの旗手たちを5回連載で追う。
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