2019年5月25日(土)

3人死亡、男に死刑判決 殺人罪「冷酷な犯行」
神戸地裁支部

2019/3/16 9:33
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元組員ら男性3人の死亡に関与したとして2件の殺人と逮捕監禁致死の罪に問われた住所不定、無職、上村隆被告(52)の裁判員裁判の判決で、神戸地裁姫路支部(藤原美弥子裁判長)は15日、「強固な殺意に基づく冷酷な犯行だ」などとして求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は判決を不服として即日控訴した。

上村被告は公判で3人死亡の起訴内容を否定していた。藤原裁判長は判決理由で、指示役とされる韓国籍の陳春根被告(48)=一審で無期懲役判決、控訴中=から報酬を得るために実行したと指摘。「不合理な弁解を繰り返し、反省していない」と述べた。

昨年11月、陳被告への判決で同支部の木山暢郎裁判長は、会社役員の男性(当時50)の殺害については「遺体が見つかっておらず死因が不明」として無罪と判断。一方、15日の判決では「拳銃で殺害し遺体を焼却した」と上村被告から打ち明けられたとする関係者の証言が信用できると認定された。

判決によると、陳被告と共謀し2010~11年に会社役員を射殺し、元組員の男性(当時37)を窒息死させ、無職の男性(当時57)を監禁して死亡させた。元組員以外の2人の遺体は見つかっていない。

初公判からの実審理期間は166日で、裁判員裁判としては207日に及んだ陳被告の裁判に次いで過去2番目の長さとなった。

裁判員を務めた30代のパート女性は判決後の記者会見で「審理期間中、夫が子どもの面倒を見てくれるなど家族のサポートがありがたかった。複雑な裁判だったが評議を重ねて理解を深めることができた」と話した。〔共同〕

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