2019年7月21日(日)

19年春闘、賃上げ2.16% 連合1次集計は横ばい

2019/3/15 18:30
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連合は15日、2019年春季労使交渉の第1回回答集計の結果を発表した。定期昇給と基本給の底上げ部分を示すベースアップ(ベア)を合わせた賃上げ率は平均2.16%で、18年交渉の1次集計と横ばいだった。定期昇給が伸びに寄与した一方、世界経済の先行き不透明感が増し、ベアの伸び率は前年を下回った。

労組が経営側から受けた回答を15日午前10時時点で集計した。対象は626組合。6月下旬に最終集計をまとめる。賃上げ額は前年より138円多く、6653円だった。

賃上げのうちベアと定昇を区別できる405組合をみると、ベア部分の引き上げ率は0.62%で18年交渉を0.15ポイント下回った。最終集計まで不透明な面があるものの、米中貿易摩擦の激化や英国の欧州連合(EU)離脱交渉の行方など世界経済の先行きが読みにくく、19年交渉で経営者はベアに慎重になったようだ。

企業別の回答を見ると、電機や自動車などの製造業大手は6年連続でベアを実施するものの、多くが18年実績を下回った。一方で人手不足が深刻な運輸や外食などでは大幅な賃上げが目立った。

電機大手は統一交渉で月額3000円以上のベアを求めたが、18年より500円低い1000円で妥結した。中国景気減速などが響いたようだ。

自動車ではホンダスズキなどのベアの妥結額が18年より下がった。自動運転や電動化への対応には巨額の投資が必要で、固定費の増額となるベアには「慎重にならざるを得ない」(ホンダ)。日産自動車は2年連続の満額回答だった。

一方、福山通運がトラック運転手1万3500人を対象にベアを18年比3倍の7500円に引き上げた。「餃子の王将」を展開する王将フードサービスは労組の要求(9500円)を大きく上回る1万2677円で妥結した。

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