エムスリー、年7円に実質増配　今期

エムスリーは15日、2019年3月期に1株あたり7円を配当すると発表した。18年10月の株式分割を考慮すると前期比で実質1円50銭の増配となる。医師の転職仲介サービスなどが伸び、19年3月期の純利益は前期比16%増の209億円と過去最高になる見込みで株主還元に振り向ける。

今期は医師や薬剤師の転職支援、製薬会社からの臨床試験の受託などが堅調だ。配当予想は未定としていたが、純利益の計画を達成する見通しがたち実質増配を決めた。

19年3月期の配当性向は約2割で前期とほぼ同じ水準となる。今後も潤沢なキャッシュフローをM&A（合併・買収）や新規事業などに投資しつつ利益の伸びに応じた配当を続ける方針だ。