2019年3月19日(火)

中国首相「米中協議、成果を望む」 スパイ活動は否定

中国全人代
中国・台湾
2019/3/15 13:00
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【北京=多部田俊輔】中国・北京で開かれていた第13期全国人民代表大会(全人代、国会に相当)第2回会議が15日、閉幕した。李克強(リー・クォーチャン)首相は閉幕後の記者会見で、米中貿易協議について「両国は共通の利益が大きい。協議を継続しており、相互に利益になる成果を望んでいる」と述べ、合意に期待を示した。

中国全人代が閉幕し、記者会見する李首相(15日、北京の人民大会堂)=共同

中国全人代が閉幕し、記者会見する李首相(15日、北京の人民大会堂)=共同

中国通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の製品などを巡り、中国政府が中国企業に他国の情報監視などスパイ活動を求めているとする米国側の懸念には「中国の法律に適合しておらず、中国のやり方でもない」と否定し、「現在も行っていないし、将来も絶対に行わない」と強調した。

国内経済の減速をにらんだ景気対策に関して「4月1日に増値税(付加価値税)を減税し、5月1日に社会保険料を引き下げる」と明言した。5日の政府活動報告で2兆元(約33兆円)規模の減税と社会保険料下げを表明しており、具体的な日程を明確にした。

李首相は国内経済について「今年は不確実な要素が少なくないが、政策の余地を残している」とも言及。「どんな状況が発生しても、すぐに対応して安定成長を持続する。中国経済は世界経済の安定成長の重要な碇(いかり)になる」と経済運営に自信を示した。

米朝首脳会談で合意ができなかった北朝鮮の非核化に関しては「我々は我慢強く対話を推進しなければならない」などと話し、対話の継続を呼びかけた。

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