2019年5月20日(月)

アウディも人員削減、5月に1.9兆円コスト削減策発表へ

自動車・機械
ヨーロッパ
2019/3/15 1:24
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【インゴルシュタット(独南部)=深尾幸生】独アウディは14日、2022年までに150億ユーロ(約1兆9千億円)のコスト削減を実施すると発表した。工場や管理部門で人員を削減するほか、親会社の独フォルクスワーゲン(VW)や同じグループの独ポルシェと技術の共有を深め開発コストも減らす。記者会見では詳細について「5月に発表する」とし、明らかにしなかった。

1月に就任したアウディのショット社長にさっそくコスト削減の難題がふりかかる(14日、独南部インゴルシュタット)

独紙ハンデルスブラットは同日、アウディが全世界で15%の人員を削減すると報じた。事実なら約1万3千人規模に上る。従業員の半分以上を抱えるドイツ国内では25年までの雇用保障を従業員側と結んでおり、退職者の補充を抑えるかたちで実施する見通しだ。

アウディは報道に対し「約2千人いる管理職の10~15%を削減すること以外は決まった事実はない」とコメントした。

VWグループは電気自動車(EV)工場に転換する2工場で23年までに7千~8千人を削減することを明らかにしているほか、中核のVW乗用車ブランドは13日、23年までに管理部門で5千~7千人を削減する方針を発表している。グループをあげてコストダウンを進め、EVや自動運転技術の開発で増える費用をひねり出す。

アブラハム・ショット社長は本社のある独南部インゴルシュタットで開いた年次記者会見で「何を自社で手がけ、何でVWグループ内の経営資源を使うかを議論している」と述べ、これまでの自前主義を捨てる考えを示した。

ディーゼルエンジンや車載情報システムなどの開発をVWやポルシェなどと統合することも検討しているもようだ。

アウディが同日発表した18年12月通期の売上高は前年同期比1%減の592億4800万ユーロだった。営業利益は35億2900万ユーロと24%減った。欧州と北米での販売減に加え、排ガス不正に関するドイツでの罰金が響いた。

売上高営業利益率は1.8ポイント低下し、6%となった。売り上げ拡大とコスト削減を両立させ、長期的に9~11%を目指す。

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