2019年8月19日(月)

「伯方の塩」で寝心地ひんやり 3種の枕、4月発売

2019/3/15 7:00
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「伯方の塩」で知られる伯方塩業(松山市)は4月3日、「伯方の塩 御塩(おんしお)まくら」を発売する。枕の中身に使用した塩が熱を取る働きをするため、ひんやりとした寝心地が持続する。伯方塩業によると、外食・中食市場の拡大や調理簡便化などで、家庭の塩使用量は年4~5%の減少が続く。同社としては初となる食用以外の商品で需要拡大を狙う。

ひんやりした寝心地が続くよう中身に焼き塩を使った

「御塩まくら」のカバーは今治タオルのほか高島ちぢみと木綿の3種類から選べる

御塩まくらは伯方の塩約1キログラムを使用し、縦19センチ、横30センチ、厚さ2センチほど。通常の枕の上に重ねることで首筋を冷やし、暑い夜でも快適に過ごせるという。

今治タオル、高島ちぢみ、木綿の3種類の枕カバーを用意した。希望小売価格はいずれも税別2700円で、全国の百貨店やネット通販などで販売する。発売から1年で800万円の売り上げを目標とする。

伯方塩業によると、塩枕はネットを中心に他社が販売しており、温暖な西日本に購入者が多い。従来品は湿気を吸うとベタついたり固まったりする欠点があった。同社は一般的な粗塩ではなく「焼塩」を使用。さらさらとして湿気を含みにくく、流動性が大きくなるように工夫した。枕の製造は寝具会社、アンミンピロー(松山市)が担う。

伯方塩業の担当者は「2017年から食用以外の生活に根ざした商品開発に着手した。塩に関心を持ってもらうきっかけになれば」と期待する。

家庭用の塩販売を巡っては、減塩志向の高まりなど消費スタイルの変化に加えて、人口減少で市場縮小が続く。さらに原料の天日塩の値上がり、物流費・包装資材の高騰など生産コストの上昇も追い打ちをかける。同社は3月、企業努力での吸収は困難だとして7月出荷分から食塩の4~11%値上げを発表した。

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