25年分の試合映像データ一元管理 NTTとJリーグ

2019/3/14 18:51
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NTTグループとサッカーのJリーグは14日、試合映像や静止画、試合関連データを一元管理し、多角的に活用できるシステムを構築すると発表した。試合の中継映像に加えて仮想現実(VR)や戦術の判断に使える映像も用意し、テレビ局やインターネット配信事業者などに提供する。

新たな取り組みを発表するJリーグの村井満チェアマン(左)とNTTの澤田純社長

試合を上空から見た映像のリアルタイム配信サービスにも取り組む

過去25年分の公式試合の映像や静止画、試合にまつわるデータを「Jリーグふろしき」と名付けた管理システムに集約する。通常は10台以上のカメラで収録している試合映像は、個々のカメラで収録した映像も使えるようにする。これまでは映像と静止画、データを個別に管理しており、使い勝手が悪かった。

テレビ局やネット配信事業者が利用料を払って映像配信などにシステムを使う形式を想定している。Jリーグの村井満チェアマンは「(視聴者が自分の見たいアングルで映像を視聴できる)自由視点映像やVRを使った映像配信が可能になる」と述べた。

試合会場以外の場所に臨場感の高い映像を「デジタルスタジアム」として配信し、新たな入場料収入を得る取り組みも進める。一般消費者向けの映像配信だけでなく、Jリーグチームの関係者が試合中の戦術判断に使えるような上空から見た映像の配信も3月末に試験的に始める。

NTTの澤田純社長は今回の取り組みについて「従来の通信と放送の融合の枠を超えた価値を生み出せる。NTTの技術を使って、Jリーグを手助けしていきたい」と語った。NTTは16年から試合会場のデジタル化や映像配信などの技術面で、Jリーグと協業を進めている。

(堀越功)

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