ベトナム人被告は公判続行 金正男氏殺害事件

2019/3/14 11:57
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【シンガポール=中野貴司】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、マレーシア検察は14日午前、ベトナム籍のドアン・ティ・フォン被告の公判を続行することを決めた。検察はもう1人の被告だったインドネシア籍のシティ・アイシャ氏を11日に釈放しており、フォン被告の弁護士が起訴取り下げを求めていた。

14日、クアラルンプール近郊の裁判所に入るベトナム籍のドアン・ティ・フォン被告(中央)=ロイター

フォン被告の弁護士の説明によると、トミー・トーマス司法長官が起訴取り下げ要請を却下したという。14日以降、フォン被告への被告人質問が始まり、弁護側の反論のための公判が5月ごろまで続く見通しだ。

フォン被告の起訴取り下げ・釈放については、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相も12日に、マレーシアのサイフディン外相と電話会談し、直接要請していた。

金正男氏は2017年2月、クアラルンプール国際空港で殺害された。実行犯としてフォン被告とアイシャ氏が起訴された。マレーシアの現行法制では殺人罪での有罪が確定した場合、死刑となる。

一方、犯行に関与した疑いで北朝鮮籍の4容疑者が指名手配されたが、いずれも犯行直後にマレーシア国外に逃亡。北朝鮮の関与を立証するのは難しくなっている。

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