カナダも運航停止を表明、ボーイング墜落事故機

2019/3/14 1:52
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【ニューヨーク=平野麻理子】米ボーイングの新型機「737MAX」の墜落事故を受け、カナダ政府は13日、同機の運航と国内上空への乗り入れを停止すると表明した。運航停止を決めた国は50カ国・地域を超えているが、製造国である米国当局は慎重な立場を崩していない。10日に墜落したエチオピア航空のパイロットから墜落直前に運航トラブルの報告があったことも明らかになった。

バンクーバー国際空港に駐機するエア・カナダのボーイング737MAX(12日)=AP

製造元のボーイングの株価は13日朝は一時反発したが、カナダの運航停止判断などが伝わると下げに転じた。11日には中国、12日には欧州連合(EU)などが同型機の運航停止を決めた。米国が停止を決めない背景には、自国産業への配慮があるとの見方が広がっている。

10日に墜落したエチオピア航空302便から回収されたブラックボックスは近く欧州に送られ、レコーダーの内容などが詳しく解析される見通し。複数の米メディアによると、墜落機のパイロットは墜落の数分前に管制官に運航上のトラブルを報告。離陸したばかりの空港に引き返す許可を求めていた。

空港への帰還は許可されたが、機体はレーダーから消えたという。報道によれば、パイロットは鳥と衝突する「バードストライク」など外的なトラブルには言及していなかった。

航空事故の原因調査に使うブラックボックスを解析する設備はエチオピア国内にないため、欧州の機関が解析にあたる。AP通信によると、一両日中に送付先の国が決まる見通し。ボックス内には機体の動作を記録するフライトレコーダーやコックピット内の音声を録音したボイスレコーダーが入っている。

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