2019年7月18日(木)

「製造業への信頼揺るがせた」神戸製鋼に罰金1億円判決 データ不正巡り立川簡裁

2019/3/13 16:15
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神戸製鋼所による品質検査データの改ざん事件で、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪に問われた法人としての同社の判決公判が13日、立川簡裁であった。八木正一裁判官は「我が国の製造業全体に対する信頼を揺るがせたことは見過ごせず、刑事責任は重い」として、求刑通り罰金1億円を言い渡した。(関連記事を企業面に)

八木裁判官は判決理由で、「数値の改ざんという悪質な方法により、仕様に従って製品を提供するという最も基本的で重要なルールに違反し、多額の売り上げを得ていた」と述べた。

不正が長年にわたって繰り返されていたことにも言及し、「生産至上主義のもとで納期を優先する企業風土や、経営陣の品質コンプライアンス意識の不足など、企業体質に根ざす常習的な犯行だったと言わざるを得ない」と指摘した。

判決によると、同社はアルミや銅製品を製造する真岡(栃木県)、大安(三重県)、長府(山口県)の各製造所で2016~17年、顧客と合意した仕様を満たすよう製品の検査データを改ざんし、品質を虚偽表示した。

神戸製鋼は判決を受け、「取引先や株主など多数の関係者に多大な迷惑をかけ、深くおわびする。信頼回復に向け、組織体制や企業風土などの抜本的改革を進めていく」とのコメントを出した。

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