2019年8月19日(月)

ベネズエラ検察、野党指導者を捜査 停電関与と主張

2019/3/13 4:22
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【サンパウロ=外山尚之】ベネズエラのサーブ検事総長12日、同国で発生した大規模な停電に関与した疑いがあるとして、内務省が野党指導者のグアイド国会議長への捜査を開始したと発表した。マドゥロ大統領は停電の原因を米国のサイバー攻撃だと主張している。グアイド氏が後ろ盾である米国と共謀したというシナリオを描き、国民の批判の矛先を野党側に向ける狙いだ。

ベネズエラの野党指導者、グアイド国会議長=ロイター

ベネズエラの野党指導者、グアイド国会議長=ロイター

サーブ氏は「我々はグアイド氏が電力システムの攻撃に関与した疑いがあるとして、新たな捜査を開始した」と述べた。既に1月に検察当局が「憲法を妨害する活動を指揮している」疑いでグアイド氏を捜査している。ベネズエラ問題を担当する米国のエイブラムス特使は12日、新たな捜査について「憂慮している」と述べた。

今回の大規模停電は電力の大半をまかなう水力発電所の設備不良やそれをカバーする火力発電所の機能不全が原因とみられるが、マドゥロ氏は「停電は米国のサイバー攻撃が原因だ」と主張する。11日のテレビ演説では「ほとんど復旧していたにもかかわらず、サイバー攻撃で変電所が爆発した」として一方的に米トランプ政権を非難した。

マドゥロ政権は停電の原因についてツイッターに投稿していた記者を拘束するなど、言論弾圧もいとわぬ強硬姿勢を強めている。

ベネズエラ全土で7日に発生した停電は大規模な断水も引き起こしており、電力・給水とも12日時点でも部分的にしか復旧していない。同国のホルヘ・ロドリゲス通信情報相は「既にほとんどの電力は復旧しており、カラカスでは水道も数時間以内に戻る」と主張している。

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