中3自殺「いじめ要因」 茨城、来週にも報告書公表

2019/3/13 2:00
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2015年11月に茨城県取手市立中3年の中島菜保子さん(当時15)が自殺した問題を巡り、死亡の原因を調査していた県の調査委員会による報告書が、同級生によるいじめと自殺の因果関係を認める方向となったことが12日、関係者への取材で分かった。来週にも公表される見通し。

中島さんは15年11月10日、学校から帰宅後に自宅で首をつり、翌日死亡。数日後に「いじめられたくない」などと書き残した日記が見つかり、遺族が調査を求めていた。

これまで遺族側は、死亡の前日、以前から嫌がらせをしていた同級生の女子生徒らが音楽室のガラスを割った場に、中島さんも偶然居合わせ、一緒に教員らから怒られたことが自殺の最終的なきっかけになったと指摘していた。

調査委も学校や関係者などへの聞き取りで同様の経緯を確認。学校でいじめが実質的に放置され、自殺につながったと結論付けた。

この問題を巡っては、当初調査を担当した取手市教育委員会が16年3月、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に該当しないと議決。その上で第三者委員会を設置していたことが後に発覚し、文部科学省の指摘を受けて議決を撤回した。

遺族の求めに応じて17年12月、市立学校のいじめ調査としては異例となる県の調査委員会が新たに設置され、自殺の原因や市教委の対応の問題点を調べていた。〔共同〕

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