日本生命、淀屋橋ビルを120メートル超に建て替えへ
日本生命保険は12日、日本生命淀屋橋ビル(大阪市)を新たなオフィスビルに建て替える計画を発表した。2022年10月の竣工を計画し、高さ約123メートルと淀屋橋エリアのオフィスビルとしては最も高くなる予定。25年の国際博覧会(大阪・関西万博)に向けて大阪のオフィス需要が一層高まるとみて、建て替えによる価値向上を図る。

新たにできるオフィスビルの延べ床面積は5万1500平方メートルで、旧ビルに比べて9割広くなる。地上25階で地下1階に商業施設が入り、地下鉄淀屋橋駅に直結する。解体工事は始まっており、20年2月に着工する。投資金額は200億円超の見込み。利回りは一般的なオフィスビルと同等の4%程度を想定する。
日生は近畿2府4県で60棟のオフィスビルを保有する。うち大阪市の30棟の空室率は1~2%で推移。旺盛なオフィス需要を受け、今後も関西では同市を中心に不動産投資を積極的に検討する。