2019年5月25日(土)

がん見落とし死亡、和解 遺族と名大、賠償金支払い

中部
2019/3/12 9:00
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名古屋大病院で定期的にコンピューター断層撮影(CT)検査を受けていた男性が死亡したのは、病院が肺がんを見落としたのが原因として、男性の妻が大学に約2億6600万円の損害賠償を求めた名古屋地裁の訴訟は12日までに賠償金の支払いで和解が成立した。原告、大学双方とも金額を明らかにしていない。

訴状によると、男性は腎臓がんの手術後、2007年11月から名古屋大病院でCT検査を受け始めた。遅くとも09年5月にはがんを強く疑わせる影が肺にあったのに医師が見落とし、12年6月に肺がんと診断するまで治療せず、男性は14年3月に死亡したとしている。

名古屋大病院は肺がんと診断される以前から病巣が存在していた疑いがあるとして調査委員会を設置。15年12月、ミスを認めて謝罪した。

男性の妻は代理人を通じ「人の命を左右する仕事に携わっているという認識を忘れないでほしい」と話し、名古屋大は「ご冥福をお祈りします。再発防止策を徹底する」とのコメントを出した。〔共同〕

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