仏検察、ゴーン元会長への捜査開始 仏側で初

2019/3/12 6:53 (2019/3/12 8:15更新)
保存
共有
印刷
その他

【パリ=白石透冴】フランス検察当局が、仏ルノー前会長兼最高経営責任者(CEO)のカルロス・ゴーン被告に対する捜査を始めたことが11日、分かった。ゴーン前CEOを巡り、フランス側での捜査が明らかになるのは初めて。パリ郊外のベルサイユ宮殿から不正な便宜を受けていた疑いがあるとして、ルノーが2月上旬に検察当局に通報していた。

弘中惇一郎弁護士の事務所を出る日産自動車のカルロス・ゴーン元会長(右)=12日午後、東京都千代田区

弘中惇一郎弁護士の事務所を出る日産自動車のカルロス・ゴーン元会長(右)=12日午後、東京都千代田区

仏AFP通信が報じた。ゴーン前CEOは近く記者会見などで無実を訴えるとみられるが、捜査開始のニュースは仏世論にも影響を与える可能性がある。

ルノーなどによると、同社は2016年6月、文化事業などを支援する契約をベルサイユ宮殿と結んだ。ゴーン前CEOはその見返りとして同年10月、妻キャロルさんとの結婚披露宴のために宮殿内の大トリアノン宮殿を使った。

検察当局は、宮殿使用料に当たる5万ユーロ(約625万円)が、ゴーン前CEOへの「個人的な利益」だった疑いがあるとみているもようだ。仏メディアは会社の財産を私的な理由に使うことなどを禁じた「会社財産乱用」の疑いがあると報じている。

一方、ルノー、日産自動車三菱自動車の3社連合は、ゴーン前CEO後の体制作りを急いでいる。12日、横浜市の日産本社で共同記者会見を開き、連合の新たな会議体などについて発表する見通しだ。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]