2019年7月17日(水)

中国新車販売1~2月は14%減 乗用車の低迷続く

2019/3/11 19:30
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【広州=川上尚志】中国汽車工業協会は11日、1~2月の新車販売台数が前年同期比14.9%減の385万2000台だったと発表した。新車販売の8割強を占める乗用車が苦戦した。中国の新車販売台数は2018年7月から前年実績を下回り続けている。中国政府は19年1月から消費刺激策を打ち出したが、需要の回復には時間がかかるとの見方が強い。

中国では新車販売の低迷が長期化している(広東省広州市、独フォルクスワーゲンの販売店)

中国では新車販売の低迷が長期化している(広東省広州市、独フォルクスワーゲンの販売店)

2月単月の新車販売台数も13.8%減と低調だった。「(特定の車が売れていないということではなく)不景気で、新車が全体的に売れていない」(広東省広州市の販売店)状況で、市場は厳しさが増している。

1~2月の新車販売台数の内訳は、乗用車が17.5%減の324万3000台だった。車種別ではセダンが14.7%減、多目的スポーツ車(SUV)が18.6%減といずれも苦戦した。商用車は2%増の60万8000台だった。電気自動車(EV)などの新エネルギー車は約2倍の14万8000台と好調だった。

メーカー別では欧米系の苦戦が目立つ。中国の乗用車の業界団体によると、独フォルクスワーゲン(VW)の中国合弁会社である一汽VWは1~2月に2割超のマイナスとなった。米フォード・モーターは1~2月の実績を公表していないが苦戦が続いているとみられ、中国の主力合弁会社で人員削減に踏み切る。

日系メーカーでは1~2月にトヨタ自動車ホンダが前年実績を上回ったが、日産自動車はマイナスで明暗が分かれた。

中国政府は1月、一部の排ガス規制対応車や農村での小型乗用車への買い替えに補助金を支給する消費刺激策を打ち出し、需要喚起を目指している。ただ景気減速を背景に新車の買い控えが続いており、現状では買い替えの動きは農村など一部にとどまっている。

中国の正月である春節に絡む大型連休は毎年、時期が異なり、2月単月の新車販売実績を前年同期と比べても実態を正確に表さない。

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