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大野と橋本、いざ一騎打ち 柔道男子73キロ級
東京五輪まであと1年半

2019/3/14 6:30
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五輪競技のなかでも有数の厳しい代表争いとなるのがお家芸の柔道。金メダルを狙える柔道家が各階級に複数居並ぶなか、本番の畳に上がれるのは1人ずつの狭き門だ。男子73キロ級はリオデジャネイロ五輪金メダルの大野将平(旭化成)と2017年世界王者の橋本壮市(パーク24)がデッドヒートを繰り広げる。

大野(右)は五輪連覇を狙う=共同

大野(右)は五輪連覇を狙う=共同

ともに正統派ながら殺気すら漂わせる力強い柔道を見せるのが大野なら、粘り強く組み際の技にも秀でるのが橋本。学生時代から注目を浴びてきた大野に対し遅咲きの橋本と、歩んできた道も異なる同い年の両者は「ニアミス」が続いてきた。

橋本が制した18年4月の全日本選抜体重別選手権は大野が準決勝敗退。大野が復活を印象づける優勝を飾った11月のグランドスラム(GS)大阪大会は橋本がけがで直前に欠場した。今年2月、強豪が集う欧州でのGS大会をともに制し、世界選手権(8~9月、東京)の切符を懸けていよいよ最終選考会の選抜体重別(4月、福岡)での直接対決の機運が高まる。

橋本(奥)は17年の世界王者=共同

橋本(奥)は17年の世界王者=共同

「目先の勝ち負けではなく、どういう柔道を畳の上で表現できるか。それだけ」と超然とする大野に、橋本も「やるべきことは変わらない。いい準備をすれば結果はついてくる」と自然体を強調する。勝った方が五輪に向けて頭一つ抜け出すとみられる大一番。果たして笑うのは。

至高の戦い再び レスリング女子57キロ級

女子レスリングは本番より1年早く大勝負がやってくる。57キロ級は五輪5連覇を目指す伊調馨(ALSOK)とリオデジャネイロ五輪63キロ級覇者の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が6月の明治杯(全日本選抜選手権)で激突必至の状況だ。

全日本選手権の1次リーグで対戦する伊調(左)と川井=共同

全日本選手権の1次リーグで対戦する伊調(左)と川井=共同

川井が階級を下げ五輪代表の座を争うことになった2人。昨年末の全日本選手権で2度対戦し、予選リーグは川井が日本選手として17年ぶりに伊調に土をつけたが、決勝は伊調が残り10秒、タックルからバックを奪い劇的な逆転勝ちを収めた。

伊調が全日本に続き明治杯も制すれば、規定により世界選手権(9月、カザフスタン)代表に内定、メダルを取れば五輪代表にも内定する。「注目度も今までと違って考えすぎていたのかな」と悔やんだ川井は崖っぷちに追い込まれた。

ただ「体力、技術も必要だけど一番大事なのは気持ちと思った」と気づいたものもある。明治杯で優勝すれば代表プレーオフで伊調と世界選手権を懸けて再び戦う権利を得られる。雪辱に向けてもう迷いはない。

リオ五輪後に実戦を離れていた伊調も全日本は「百パーセントには戻し切れていない」と復調途上。指導する田南部力コーチも「腰がさらに落ちればスピードも変わってくる」と伸びしろを強調する。頂点を極めた女王同士がさらに高いレベルで相まみえた時、どんな結末が待っているのか。至高の戦いが迫っている。

世界上位同士、激戦必至 バド女子複

もはやバドミントンの国際大会の女子ダブルスの表彰台に、日本勢が上がるのは当たり前の光景となった。昨年、代表の出場大会のうち、3位以下はゼロ。3月5日付の世界ランキングでは、上位10組のうち日本勢が4組も占める。

高橋礼(左)、松友組は五輪連覇を狙う=共同

高橋礼(左)、松友組は五輪連覇を狙う=共同

ただ、どんなに世界を圧倒しても東京五輪は狭き門だ。4月29日から来年4月26日までの五輪選考レースを経て、世界ランク8位以内に日本ペアが2組入れば、その2組に出場権が与えられる。

福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)が世界ランク1位につけるも、リードはごくわずか。五輪連覇を狙う高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)が2位、昨年世界女王の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)が3位と僅差で後を追う。代表の朴柱奉監督が「誰が勝って誰が負けるか分からない」と言うほどの混戦模様。ポイント数の高い世界選手権などを制すれば、一気に形勢逆転もありうる。

リオ五輪前に同様のレースを戦った高橋・松友組には経験の分があるが、若手ペアには勢いがある。「日本人同士の対決も増えると思うが、しっかり研究しつつ、切磋琢磨(せっさたくま)しながら頑張りたい」と福島。2日のドイツ・オープン準決勝では高橋・松友組が永原・松本組をフルゲームで下した。手の内を知り尽くす仲間との対決をどれだけ制するかが、東京への扉を開く鍵となる。

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