九州の1月鉱工業生産、半導体落ち込み3カ月連続低下

2019/3/11 18:00
保存
共有
印刷
その他

九州の半導体生産に減速懸念が強まっている。九州経済産業局が11日発表した1月の九州鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)は前月比1.7%低下の103.8となり、3カ月連続で低下した。スマートフォン(スマホ)などに使う中国向けの半導体生産が落ち込んだ。同局は基調判断を従来の「横ばい傾向」から「横ばい傾向であるが、一部で弱含み」と、1年ぶりに下方修正した。

生産指数は前年同月比では2.9%減と2カ月連続で低下。全国(1月は3.7%減の100.8)に比べると上回っているが、1月の九州経済圏の貿易統計でも中国向けを中心に輸出額が2カ月連続でマイナスとなっており、米中貿易摩擦の影響が九州経済にも及び始めている。

生産指数は半導体製造装置などを含む汎用・生産用・業務用機械工業が6.8%、半導体・IC(集積回路)測定器などの電気・情報通信機械工業が7.4%低下した。IC生産額は前年同月比0.4%減の約496億3600万円となり、3カ月連続のマイナスだった。

同局は九州の半導体生産の低下について「現段階では中国の景気減速が直接の原因とは言い切れない。今後も注視する必要がある」としている。

自動車生産は堅調さを維持した。1月の九州の自動車生産台数は前年同月比19.9%増の約12万1800台と4カ月連続でプラスだった。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]