2019年7月19日(金)

英アームが買収 ビッグデータ分析の逸材
トレジャーデータ共同創業者・芳川裕誠氏 前編(日経STARTUP X)

2019/3/15 6:30
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ソフトバンクグループの英半導体設計大手、アームが昨年買収したトレジャーデータは、日本人が米シリコンバレーで起業したビッグデータ分析企業だ。IT(情報技術)業界で注目されたこのM&A(合併・買収)が実現した背景とは。動画配信サイト「Paravi(パラビ)」の日経オリジナル番組「日経STARTUP X」で、トレジャーデータの共同創業者である芳川裕誠氏は、両社の思惑がいかに一致したかについて解説した。

トレジャーデータは米レッドハットや三井物産に在籍した芳川氏が2011年に米シリコンバレーで創業した。クラウドコンピューティングを利用してビッグデータを管理・分析できるサービスを手掛ける。13年には米ヤフー創業者ジェリー・ヤン氏も出資した。このトレジャーデータをソフトバンクグループのアームが買収したのは昨夏。買収額は6億ドルと報じられた。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」のプラットフォーム構築を目指すアームの新戦略に、トレジャーデータの技術が合致したのが理由と芳川氏は説明する。

芳川裕誠(よしかわ・ひろのぶ) 1978年生まれ。早大在学中の2001年からオープンソースソフトウェアの米レッドハットに勤務。07年から三井物産のベンチャーキャピタル事業に在籍し、09年に渡米。11年に太田一樹氏、古橋貞之氏と3人で米シリコンバレーにトレジャーデータを設立し最高経営責任者(CEO)に。現在はアームのIoTサービスグループ データビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー。

芳川裕誠(よしかわ・ひろのぶ) 1978年生まれ。早大在学中の2001年からオープンソースソフトウェアの米レッドハットに勤務。07年から三井物産のベンチャーキャピタル事業に在籍し、09年に渡米。11年に太田一樹氏、古橋貞之氏と3人で米シリコンバレーにトレジャーデータを設立し最高経営責任者(CEO)に。現在はアームのIoTサービスグループ データビジネス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー。

半導体回路の設計を主力とするアームはIoTの時代を迎え、同社の半導体を搭載した様々なデバイスで生成されるビッグデータを集め、解析する基盤サービスを新機軸に据えている。その核となる技術を求める同社の思惑と、デバイスの分野に関わりたいトレジャーデータの思惑が一致したという。ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は買収にあたり、IoTデバイスによる価値創造ビジネスにおいて「トレジャーデータは最後のワンピースだ」と芳川氏に語ったという。

(2019年2月6日収録)

全編を動画配信サイト「パラビ」で配信しています

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