2019年7月18日(木)

遠隔ロボのGITAI、COOにSCHAFT創業者

2019/3/11 13:55
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遠隔操作ロボットを開発するスタートアップのGITAI(米カリフォルニア州)は11日、最高執行責任者(COO)に中西雄飛氏(37)が就任したと発表した。中西氏はグーグルが2013年に買収した東大発のSCHAFT(シャフト)の創業者。中西氏の知見を生かし、遠隔操作ロボの早期の事業化をめざす。

GITAIが試作する遠隔操作ロボットと中西雄飛最高執行責任者(東京都目黒区)

中西氏は東京大学の助教だった2012年に仲間とシャフトを設立。グーグルに買収されたあと、同社の持ち株会社であるアルファベット傘下で二足歩行ロボットの開発を続けてきた。アルファベットはソフトバンクグループにシャフトの売却を試みたが、18年11月にプロジェクトの解散を発表した。

GITAIは17年に日本IBMのエンジニア出身の中ノ瀬翔最高経営責任者(CEO)が設立した遠隔操作ロボ開発企業。視覚にあたるロボットのカメラの映像を、低遅延で操縦者と共有できるシステムに強みを持つ。一般的に映像はデータ量が膨大なため、遅延が起きてロボット操作にも影響が出やすい。

GITAIの試作機は、視力の良さを生かしてLANケーブルの抜き差しや袋から物を取り出すなど細かい作業にも対応できる。まずは大幅なコスト削減につながる宇宙での実用化をめざしており、宇宙飛行士に代わって作業ができるロボットの開発を進めている。

中西COOはシャフトについて「親会社のアルファベットが潤沢な開発費も投入し、優秀な人材も採用できたが、事業化にはまだ課題があった」と振り返る。GITAIではシャフトでなし遂げられなかった事業化の課題に挑戦できるとして、自ら入社を希望したという。中ノ瀬CEOは「人生をロボットにささげている中西氏が入ることで、ロボットの事業化を実現したい」と話した。

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