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いでよ生え抜き野手 打てぬ阪神、光明は新人2人

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2019/3/12 6:30
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阪神の調子がなかなか上がらない。オープン戦7試合を終えて6敗1引き分けと勝利がない。今のところ明白なのは打線の迫力不足だ。実戦の中で若手を競わせる準備段階とはいえ、矢野燿大監督が期待する福留孝介、糸井嘉男の両ベテランを脅かすような勢いのある選手の台頭はまだみられない。(記録は3月10日現在)

4番候補は右の大砲、大山

9日の日本ハム戦は、今季初の甲子園でのオープン戦。大型化されたバックスクリーンの映像ビジョンの実戦でのお披露目だった。4番に座ったのは新外国人のジェフリー・マルテ。米大リーグでの4年間で計30本塁打の実績があり、エンゼルスでは大谷翔平とチームメート。この試合が初の4番抜てきだった。

3年目の大山は4番の第一候補。首脳陣の期待は高い=共同

3年目の大山は4番の第一候補。首脳陣の期待は高い=共同

それまで4番の第一候補は、大卒3年目の大山悠輔。その大山が侍ジャパンの強化試合(メキシコ戦)に招集されたため、マルテに代役が回ってきた。七回、オープン戦8打席目で初安打となる左翼線二塁打を放ち、鳥谷の中前打で三塁コーチの制止を振り切ってホームイン。何度か観客を沸かせた三塁の守備も含め、その意外性に矢野監督は「試合になったら面白いというか、違う部分も見えてくる」と喜んだ。

それでもマルテに対する期待感が一気に高まることはなさそう。シーズンでどれだけ打てるのか読めない点もあるが、それ以上に、外国人助っ人の出来にチーム全体が左右されるような打線ではなく、主軸を担える生え抜きの右打者を育てたい、という思惑があるからだ。「4番大山」の青写真もそこから来ている。

大山は昨季終盤、9月だけで9本塁打を放ち、月間打率も4割超と大器の片りんを示した。ただ、8月以前の本塁打は開幕直後の2本だけ。シーズンを通じて活躍できたわけではない。今季のオープン戦では4試合で4番を務め、1本塁打、打率は2割ちょうど。まだ覚醒とはいかないようだが、右翼方向への打球には逆風、左翼方向の打球には追い風となる甲子園特有の浜風を考えると、右の大砲は上位進出に欠かせないピースである。時間はかかっても、育て上げれば長期的なチームの利益にかなう。

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