2019年9月18日(水)

新日鉄住金などの印鉄鋼買収計画を承認

2019/3/8 22:55
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【ムンバイ=早川麗】インドの会社法審判所(NCLT)は8日、新日鉄住金と欧州アルセロール・ミタルによる印鉄鋼大手エッサール・スチールの買収計画を承認した。買収額は4200億ルピー(約6600億円)に上る見通し。巨額の債務を抱えるエッサール・スチールは2018年2月に入札にかけられ、地場の鉄鋼大手やロシア系の企業も関心を示していた。

新日鉄とミタルはエッサール買収でインドで存在感を増す(印西部グジャラート州のエッサールの製鉄所)

アルセロール・ミタルは同日、「NCLTの判決を歓迎する。判決書が届いたら内容を精査する必要があるが、できるだけ早期に買収を完了したい」との声明を出した。新日鉄住金は「判決書が届き次第、確認する」とコメントした。

エッサール・スチールを巡っては、銀行を中心とする債権団がインドの破産・倒産法に基づき、債権回収のために入札を実施した。入札の当初の締め切りだった18年2月にミタルと、ロシアの投資銀行などが出資する特別目的事業体が応札した。

その後、ミタルとロシア系企業とも過去に不良債権を抱えた企業の株主や関連企業だったため「入札資格がない」とされ、法廷闘争に発展。当初の締め切りから1年以上たって、ようやく最終決着が見えてきた。

インドの鉄鋼市場は今や世界2位の規模だ。世界鉄鋼協会によると、18年のインドの粗鋼生産量は前年比4.9%増の1億650万トン。初めて日本を上回り、中国に次ぐ世界2位に浮上した。

エッサール・スチールは年1000万トンの粗鋼生産能力を持つ国内鉄鋼大手の一角だ。新日鉄住金とミタルは買収によって、成長が期待できるインドで存在感を一気に高めることができる。

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