ローソン社長「時短の要望には対応」 コンビニ24時間営業巡り

コンビニエンスストアの24時間営業を巡って、ローソンの竹増貞信社長は7日、東京都内で開いたメディア懇親会で「時短営業の要望があれば、対応していく」と話した。フランチャイズチェーン(FC)加盟店の要望に応じて営業時間の短縮も個別に認めるという従来の方針を維持する。
竹増社長はコンビニの営業時間について「個別の要望に向き合う」と述べた。加盟店オーナーから時短営業の要望があった場合は、夜間だけでなく、終日の売り上げが大きく落ち込む点などを説明し、実際に営業時間を短縮するか決めるという。
一方で竹増社長は「24時間営業について決断するタイミングではまだない」と話し、終日営業が原則という点は変わらないとした。ローソンは全国に約1万4000店を展開するが、このうち40店で加盟店オーナーと合意の上で時短営業をしている。
またミニストップの藤本明裕社長は同日、都内で開いた商品政策発表会で「24時間営業をやめるときは、ミニストップの看板がなくなるときだ」と話し、終日営業を維持する方針を示した。時短営業の要望については「地方のFC加盟店の一部から相談はあるが、要望はない」とした。