日航グループ会社で飲酒不祥事 「替え玉」検査や失念

2019/3/7 19:07
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日本航空は7日、グループ会社で1月以降、2件の飲酒不祥事があったと発表した。整備士がアルコール検査で社内規定値を超えることを恐れ、同僚に「替え玉」検査させていた。副操縦士は乗務前の検査を忘れたまま乗務していた。

日航によると、グループ会社JALエンジニアリングの福岡空港整備部の40代の整備士は1月19日朝、始業時の正式な検査前に予備の検査器で数回検査したところ、呼気1リットル当たり0.08~0.1ミリグラムのアルコールを検出。社内規定の0.1ミリグラムを超えることを恐れ、同僚に検査の代行を依頼した。

この後、計7便の発着便の整備や整備に立ち会ったという。整備士は前夜にビール350ミリリットルのほか焼酎の水割りやお湯割り計約2.3リットルを飲んでいた。

日航を巡っては2018年、英国で実刑判決を受けた副操縦士がアルコール検査をすり抜けていたことが判明。これを受け、整備士についても19年1月から飲酒検査を義務化していた。整備士らを懲戒処分としたほか、日航の赤坂祐二社長が月額報酬の20%を1カ月分自主返納する。

またグループ会社のジェイエアでは3月5日、大阪―隠岐の往復便に乗務した男性副操縦士(31)が、大阪国際(伊丹)空港での乗務前に実施すべきアルコール検査を失念していた。隠岐から戻る途中、空港の担当者が未実施であることに気付き、到着後に検査した。アルコールは出なかったが、その後の乗務はさせなかった。前日に飲酒はしていないと話しているという。

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