2019年4月20日(土)

20年卒の内定率、3月1日でもう1割超え 民間調査

就活
コラム(ビジネス)
2019/3/7 14:48
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就職情報大手のディスコ(東京・文京)は7日、2020年春に卒業予定の学生の内定率が3月1日時点で13.9%だったと発表した。前年同月を5.9ポイント上回り、昨年よりも半月早いペースで採用活動が進む。経団連ルールに基づき1日に説明会が解禁されたばかりだが、インターンシップ経由でいち早く選考に進んだ学生などは、すでに佳境に入りつつある。

1割以上の学生が内定を取得も、その9割近くは活動を継続する

3月に都内で開かれた合同企業説明会

前年の3月時点の調査で「内定を得た」と回答したのは8.0%、4月時点で18.8%だった。半月程度の前倒しとなっている。新天皇の即位に伴い4月末からのゴールデンウイーク(GW)が10連休になる今年ならではの事情も、企業が内定を早めに出す一因になっているようだ。同社の武井房子上席研究員は「GW前を最初の内定出しの山場と意識して、他社に先んじようと早期に内定が出ている」とみる。

内定を得た企業の内訳では、インターン参加企業が64.6%と多数を占めた。この割合は年々増えている。昨年の夏や秋にインターンを開催し、早期選考を案内した企業が多いとみられる。

経団連が加盟企業に求める指針では、インターンを採用と直結させないよう求めている。一方で非加盟企業では直結する企業が増えており、形骸化が鮮明だ。武井上席研究員は「インターンを実施する企業は増えたが、実態として早期選考するだけの企業もある。職業観を養うという本来の目的から外れており、わかりにくさや不透明さが問題だ」と指摘する。

内定取得者のうち「就職先を決めた」と回答したのは10.4%にとどまり、86.3%は3月以降も就活を継続するという。内定を得ていない学生も含め、全体の99%の就活生はこれからが本番だ。青山学院大学3年の男子学生は「スタートアップ1社から内定を得たが、本命は不動産大手。5、6月まで就活を続けるつもりだ」と話す。

1人あたりの平均エントリー社数は23.1社と前年を0.7ポイント上回った。ただし今後エントリーを予定する企業数は10.6社と前年から2.7ポイント下がり、伸びが鈍くなる見通し。売り手市場が続いているほか、インターンシップへの参加が主流となり、例年以上に受ける企業を早期に絞り込んだ学生が多いようだ。

調査は同社の就職情報サイトに登録する大学生と大学院生を対象に3月1~6日にインターネットで実施し、1318人から回答を得た。

(小柳優太)

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