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日本サッカー世界への挑戦

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若手が実力証明 なでしこ、W杯へふくらむ期待
サッカージャーナリスト 大住良之

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2019/3/8 6:30
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高倉麻子監督率いる日本女子代表(なでしこジャパン)にとって初めての「世界大会」であるFIFA女子ワールドカップ・フランス大会の開幕まで3カ月を切った。2月下旬からはアメリカで開催された「シービリーブスカップ(SheBelieves Cup)」という招待大会に参加し、アメリカに2-2、ブラジルに3-1、イングランドに0-3。1勝1分け1敗の成績を残した。

例年、この時期には、ポルトガルで開催される「アルガルベ・カップ」に参加していた。世界から主要代表チームが集まる大会だったが、2016年に「シービリーブスカップ」が始まり、アメリカ、ドイツ、イングランド、フランスといった世界のトップチームがこの大会に動いて、「アルガルベ」は「2部リーグ」のようになり、やや寂しい大会となっていた。

そして今年ようやく、なでしこジャパンに「シービリーブスカップ」への招待状が届いた。だがこの「世界頂点の戦い」に向けて高倉監督が選んだのは、代表戦未出場選手7人、トレーニングキャンプを除けば初選出の5人を含む若いチームだった。(GK池田咲紀子と山下杏也加の辞退により招集されたGK武仲麗依と斉藤彩佳を加えると、代表未出場者は23人中、実に9人となった)。

ブラジル戦で勝ち越しゴールを決めた小林 (11番)。杉田 (9)や遠藤 (19)らの若手が高倉監督の期待に応える活躍をみせた=AP

ブラジル戦で勝ち越しゴールを決めた小林 (11番)。杉田 (9)や遠藤 (19)らの若手が高倉監督の期待に応える活躍をみせた=AP

ワールドカップまで3カ月といえばメンバーを固め、コンビネーションを高めることに集中しなければならない時期。残り時間と対戦相手を考えれば「無謀」と言っても過言ではないチーム選考のように思えた。

国際試合デビュー組が堂々とプレー

しかし世界トップとの厳しい戦いのなかで、若い選手たちは見事に高倉監督の期待に応えた。この大会で国際試合デビューを果たした7人は例外なく堂々たるプレーを見せたが、なかでもセンターバックの南萌華(20)とFW小林里歌子(21)、遠藤純(18)は、ワールドカップに向けて十分以上に戦力になる力をもっていることを証明した。この「デビュー組」以外でも、MF杉田妃和は、招集3回目で、試合出場は昨年8月のオーストラリア戦での交代出場(18分間)だけだったが、今回の米国遠征では全3試合に出場(うち先発2試合)し、中盤のオーガナイザーとして22歳とは思えない落ち着きとパスワークを披露した。ワールドカップでのレギュラー出場も十分期待できる選手だ。

ただ、高倉監督にとっては、こうした若手の活躍は驚きではなかっただろう。杉田は14年の17歳以下(U-17)女子ワールドカップ優勝の立役者で大会MVPに選ばれ、16年20歳以下(U-20)女子ワールドカップ(3位)でも再び大会MVPに選ばれた選手だ。南も14年U-17、18年U-20と「世界チャンピオン」を2回も経験している選手であり、小林は14年U-17、遠藤は18年U-20優勝の中心メンバーだったからだ。

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