台湾、米に新型戦闘機の売却要請 計66機、中国反発も

2019/3/7 1:22
保存
共有
印刷
その他

【台北=伊原健作】台湾の国防部(国防省)は6日夜、米国に対しF16戦闘機の売却を要請したと明らかにした。複数の現地メディアは計66機に上る大規模な要請だと報じている。中国は台湾を譲ることのできない「核心的利益」と位置づけており、米台が軍事面での連携を強めれば反発する可能性が高い。

台湾が米国に売却を要請したF16戦闘機=ロイター

台湾メディアの報道を受け、国防部が「防空能力の強化に向け、正式ルートを通じて米側に新型戦闘機の購入の必要性を伝えた」との声明を出した。報道では「F16V」と呼ばれる新型戦闘機が対象とされる。

2017年ごろから中国軍機が台湾本島を周回する軍事演習を活発化し、中国の軍事的圧力は強まっている。一方で米国は2月、軍艦2隻を台湾海峡に派遣し航行させるなど、中国の海洋進出をけん制している。台湾へのF16の大量売却に動けば、米中間の摩擦は一段と激化する。

戦闘機の売却総額は最大で130億ドル(約1兆4500億円)規模になるとの報道も出たが、台湾の国防部は「臆測だ」と否定した。「装備などにより価格差が出るため、米側からの返答を待って改めて協議する」とした。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]