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プラチナ、19年も供給過剰に 車・宝飾品需要が減少

プラチナの国際調査機関、ワールド・プラチナム・インベストメント・カウンシル(WPIC)は2019年も供給過剰が深刻になるとの需給見通しを発表した。自動車や宝飾品用の需要が鈍いほか、鉱山やスクラップからの供給が増え、需給ギャップは拡大する。

宝飾品向けの需要は減少が続く見通しだ

19年の需要見通しは前年比5%増の241トン。うち自動車用は3%減で18年より減少幅は縮む。欧州でディーゼル車販売に復調の兆しが見られるほか、インドでも堅調さを保つとみている。

全体の3割を占める宝飾品用の需要は中国市場の不振が続き1%減。同機関で市場調査の総責任者を務めるトレバー・レイモンド氏は「中国の未婚率が高まっているほか、低純度で色のバリエーションが増した金との競合が原因」と指摘する。

一方、上場投資信託(ETF)など投資向けが17トンと大幅に増え、自動車や宝飾品用の減少の大半を補う。主産地である南アフリカ共和国のストライキへの不安などが投資需要を呼び込む。

供給量は5%増の262トンを見込む。うち鉱山からの供給が201トンと6%増えるとみている。南アの複数の製錬会社が改修工事を終え、蓄積された半製品の製錬の増加が見込まれる。パラジウムやロジウムなど他の触媒用貴金属の相場上昇に伴い、自動車スクラップからの回収も増える。

実需の不振と供給の大幅増で、全体では3年連続の供給過剰になる見通しだ。供給過剰幅は21トンと前回見通しから7トン拡大した。

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