初心者も演奏を手軽に楽しく、ヤマハが楽器新ブランド

2019/3/7 0:30
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ヤマハがより手軽に楽器演奏の楽しさを味わえる製品の新ブランド「sonogenic(ソノジェニック)」を立ち上げた。楽譜や和音といった音楽知識や演奏技術がなくても、製品のサポート機能で演奏できる。楽器演奏へのハードルを下げ、若年層を中心とした新たな顧客層を開拓するのが狙いだ。

初心者でも楽器演奏の楽しさを味わえるキーボードが第1弾(東京・銀座での発表会)

2月18日、ヤマハ銀座スタジオ(東京・中央)で、小型キーボード「SHS-500」(市場想定価格税別3万円前後)の発表会が開かれた。このほど発売された同ブランド第1弾の製品だ。

目玉は新たに開発した「JAM機能」。スマートフォン(スマホ)などと連動させることで、楽器初心者でもお気に入りの曲と自由にセッションができる。

まずスマホに取り込んだ無料アプリ「コードトラッカー」を使って好きな曲を解析すると、曲を構成する和音がSHS-500に送信。全ての鍵盤に曲のコード進行に合った音が自動で割り当てられ、どの鍵盤を押しても自然な演奏になるという仕組みだ。

狙うのは15~25歳を中心とした若年層。ヤマハは音楽愛好家について、「積極的に楽器演奏を楽しむ層と、音楽を聞いて楽しむ層に二極化された状態」(ヤマハミュージックジャパンの戸ケ里芳昭取締役)と分析、聞いて楽しむ層の中にも若年層を中心に「音楽に能動的に関わりたいニーズがある」(同)と見る。

ただ、楽器演奏では楽譜を読んで、好きな曲が弾けるようになるまでには一定の時間や練習量が必要。演奏を楽しむ段階に達する前に断念してしまう人も多い。

そこで新たなブランドのソノジェニックにより「最初のハードルを解決する」(ヤマハミュージックジャパン鍵盤・管弦打営業部の石田久美子氏)ことを狙う。

本体が1.5キログラムと軽量で肩からかけて演奏でき、音色はピアノやギター、シンセサイザーなど30種類を搭載。つまみを使って音程を変化させたり音響効果を加えたりと、ライブでの本格的な演奏に必要な機能も備えており、上達の度合いに合わせて演奏を楽しめるという。(伊神賢人)

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