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個人、株の含み損が縮小 投資意欲はなお低調

個人投資家の含み損益が昨年末の株価急落前の水準まで改善している。信用取引で買った株式の含み損益の度合いを示す「信用評価損益率」は1日申し込み時点でマイナス13.15%と前週から0.08ポイント改善した。改善は3週間連続で2018年12月7日申し込み時点以来約3カ月ぶりの水準。ただ信用買い残は低水準で、なお個人は慎重姿勢を崩していないようだ。

評価損益率は信用取引の買い残高(東京・名古屋2市場、制度信用と一般信用の合計)と融資金額をもとにQUICKが計算した。マイナス幅が大きいほど含み損が大きく、18年12月21日申し込み時点ではマイナス19.21%まで悪化していた。

2月25日~3月1日の日経平均株価は177円上昇し、信用買いを入れていた個人の含み損も減った。「個人に人気が高かったバイオ株の戻りも支えになっている」(SBI証券の鈴木英之氏)

一方、1日申し込み時点の信用買い残は2兆3692億円と18年12月7日に比べ約6000億円少ない。松井証券の窪田朋一郎氏は「業績見通しを下方修正する企業が相次いだうえに新規株式公開で買ったソフトバンク(SB)株が塩漬けになっており、個人はなお売買に慎重だ」と話す。

年明け以降の相場はじり高基調をたどり、個人投資家が好む「逆張り投資」に適した買い場が見つけづらい面がある。含み損が縮小する一方、買い持ち高を増やす動きに至っておらず、個人が昨年末の急落の痛手から立ち直るにはもうしばらく時間がかかりそうだ。

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