2019年5月26日(日)

韓国環境相「経済活動制限も検討」 PM2.5最悪水準で

環境エネ・素材
朝鮮半島
アジアBiz
2019/3/5 20:40
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【ソウル=山田健一】韓国の趙明来(チョ・ミョンネ)環境相は5日、ソウルなどの大気汚染が過去最悪の水準になったことを受け、対策として「必要なら経済活動や車両運行の制限を検討する」と述べた。韓国メディアとの懇談のなかで発言した。実現すれば、韓国経済の減速要因になりそうだ。

大気汚染のために青い屋根で知られる韓国大統領府(中央奥)がほとんど見えない(5日、ソウル)

聯合ニュースによると、5日のソウルは微小粒子状物質「PM2.5」の濃度が午前11時時点で1立方メートルあたり147マイクログラムを記録。5日は1月14日に記録した1日平均の最高濃度129マイクログラムを上回って、過去最悪を更新する可能性があるという。

韓国の自動車や工場から出る排ガスや、中国から飛来する汚染物質が原因とみられる。

趙環境相は「PM2.5は発がん性物質なので、現在の状況が続けば、国民の生命と安全が脅かされる」と指摘。「PM2.5の濃度を下げるためにあらゆる手段を動員しなければならない」と訴え「車両2部制を国民に訴える方法もある」と話した。

車両2部制は、車のナンバーと日付によって半数の車の運転を規制する仕組み。過去に慢性的な渋滞の緩和策として実施されたことがある。

一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日に趙環境相から大気汚染に関する緊急報告を受け、大統領府や関係省庁と緊密に連携して問題解決にあたるよう指示した。文大統領は「環境改善を望む国民の要求にただちに応えなければならない。非常な場合は非常な措置を取るのが政府の責務だ」と話し、趙環境相の提案を認める考えを示唆した。

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