2019年6月17日(月)

山形大の重粒子線がん治療、5カ月遅れ

2019/3/5 22:00
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山形大学医学部は5日、導入中の重粒子線がん治療装置に不具合があり、治療開始が5カ月遅れると発表した。東芝エネルギーシステムズ(川崎市)が製造する超伝導電磁石の初期ユニットが性能試験をパスできず、2020年3月の開始が8月になる。その間の損失は東芝側に補償を求めていくという。

装置は山形大も開発に加わり小型化した新製品で、韓国・延世大にも同様の装置の導入が決まるなど新たな輸出品目として期待されている。5日に記者会見した嘉山孝正参与は「技術力不足というより、自然科学の分野では往々に起こることだが残念。契約上の補償を求めて交渉する」と述べた。

山形大は150億円をかけて東日本重粒子センターを建設中。装置はその目玉として導入する患者に負担の少ない回転ガントリ室に使われる予定だった。3ユニットで構成する電磁石の、2番目以降のユニットは問題ないという。

回転ガントリは国内で2例目となるが、小型化した新タイプとなる。東芝側は「補償は契約内容にのっとって検討していく」(ES戦略室)としている。

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