iPS角膜移植、国も了承 今年前半にも実施へ

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2019/3/5 15:47
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iPS細胞から角膜の細胞を作って目の病気の患者に移植する大阪大学の臨床研究計画について、厚生労働省の専門部会が5日、条件付きで了承した。iPS細胞を利用した目の病気の再生医療では、理化学研究所などが2014年、網膜の細胞を移植したケースに次いで2例目になる。2019年前半にも1例目の移植実施を目指す。

角膜の再生医療に使うiPS細胞=京都大学提供(共同)

他人のiPS細胞を使うため、移植した際に拒絶反応が起こるリスクなどの説明などが承認の条件に盛り込まれた。

角膜は黒目の表面を覆う膜で、レンズの役割をする。臨床研究は阪大の西田幸二教授らが「角膜上皮幹細胞疲弊症」の患者4人で手がける。この病気は角膜を新たにつくる細胞がけがや病気で失われ、視力が落ち、重い場合は失明することもある。

計画では、京都大学が備蓄している他人のiPS細胞の提供を受け、角膜の細胞に変えて円形のシートに加工。患者の角膜の損傷部を除去して移植する。免疫抑制剤を使って拒絶反応を抑える。移植の治療効果と安全性を確かめる。

死んだ人から提供してもらった角膜を移植する治療法があるが、慢性的に不足している。

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