AI倫理の報告書作成へ ユネスコ、議論けん引図る

2019/3/5 9:41
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【パリ=共同】世界で人工知能(AI)の技術開発が急速に進む中、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は4日、AIの活用に伴う倫理や原則の在り方を話し合う国際会議をパリの本部で開いた。アズレ事務局長は演説でユネスコの諮問委員会がこの問題に関する報告書作成に取り組むことを明らかにし、国際的な議論のけん引を図る意欲を示した。

4日、パリのユネスコ本部で人工知能の倫理に関する国際会議に出席するアズレ事務局長(左から2人目)ら=共同

アズレ氏は会議の冒頭演説で「この世界的な問題は多国間、多分野の枠組みで取り扱うことが欠かせない」と訴え、ユネスコの科学技術倫理委員会が新たな報告書をまとめると表明した。

AIの活用は「機械にどこまで決定させるのか」「禁止すべき領域はあるか」など重要な問題をはらむ。政府や国際機関の高官、大学や民間企業の専門家らが、AIが果たし得る役割や直面する課題など複数のテーマで議論。日本からはNECの江村克己執行役員常務らが登壇した。

AIの分野で世界をリードする米国は昨年末でユネスコを脱退。開発を競う中国がユネスコでの倫理の検討に積極姿勢を示している。日本政府も国際的なルールづくりにリーダーシップをとろうと今回の会議に20万ドル(約2200万円)を拠出した。

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