VW、EV車台を外販 まずスタートアップに

2019/3/5 6:08
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【ジュネーブ=深尾幸生】独フォルクスワーゲン(VW)は4日、電気自動車(EV)専用に開発したプラットホーム(車台)を外販すると発表した。第1弾としてEVスタートアップの独イーゴーモバイルへの提供で合意した。グループ内だけでなく、外部にも販売することで規模のメリットを追求し、EVの価格を抑えて普及を促す。

VWのEV専用車台を採用したビーチバギー「ID.バギー」(4日、ジュネーブ)

VWのEV専用車台を採用したビーチバギー「ID.バギー」(4日、ジュネーブ)

5日にスイスで開幕するジュネーブ国際自動車ショーに先だって前夜イベントを開いた。ヘルベルト・ディース社長は「電動車の業界標準としてのプラットホームを築きたい」と強調した。

外販するのは「MEB」と呼ぶ基本設計の車台だ。底に電池を敷き詰めて前後にモーターを置く設計で、長い走行距離と広い車内空間を実現する。共通の設計を複数の車種に採用することで、部品調達で規模のメリットを出せるほか、生産面の効率化も図れる。

イーゴーは2015年設立のアーヘン工科大学発ベンチャー。小型EVやEVバスなどを開発している。VWは米フォード・モーターとの提携でもMEBの提供について交渉しているとみられる。

4日にはMEBを採用するビーチバギー「ID.バギー」も披露。これまでに発表しているハッチバックや多目的スポーツ車(SUV)だけでなく幅広い車種に対応できることをアピールした。VWはMEBを採用するEVを今後数年間で1500万台生産する計画だ。

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