フィリピン中銀総裁にジョクノ予算管理相

2019/3/5 2:00
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【マニラ=遠藤淳】フィリピンの大統領府は4日、2月に死去したエスペニリャ中央銀行総裁の後任にジョクノ予算管理相をあてると発表した。ドゥテルテ大統領が同日の閣議で任命した。同国の中銀総裁は内部昇格が続いており、外部からの起用は異例といえる。

フィリピンの中央銀行総裁に決まったジョクノ予算管理相

ジョクノ氏は5日にも就任する見通しで、エスペニリャ氏の残りの任期の23年まで務める。大統領府は声明で、ジョクノ氏が「金融機関の経営健全性を国際的な水準に引き上げる改革を進めてくれるだろう」と期待を示した。

ジョクノ氏はフィリピン大で経済学を教え、1998~2001年のエストラダ政権で予算管理相を務めた。16年に発足したドゥテルテ政権で同相に返り咲いた。

ジョクノ氏を巡っては「金融政策に関する過去の発言を聞くと、(フィリピン通貨の)ペソ安をある程度は容認する(低金利支持の)ハト派の立場を取る可能性がある」と指摘する市場関係者もいる。金利が下がれば、大規模なインフラ開発を進める政府が資金調達のコストを抑えられる。

エスペニリャ氏は17年7月に中銀の副総裁から総裁に昇格。銀行の健全経営を促し、18年にはインフレ抑制に手腕を発揮した。だが、2月23日に舌がんで死去した。

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