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沢井製薬、胃薬に禁止薬物混入か レスリング選手の違反認定で発覚

沢井製薬は4日、胃炎・胃潰瘍治療剤「エカベトNa顆粒(かりゅう)66.7%『サワイ』」に、スポーツのドーピング検査で禁止薬物に指定されている「アセタゾラミド」が混入した疑いがあるとして、自主回収すると発表した。同剤を服用した20代の男子レスリング選手がドーピング検査で陽性となり発覚した。仮に混入していても微量で、健康被害の恐れはないという。

沢井製薬や日本アンチ・ドーピング機構によると、男子選手は2018年6月の全国大会の検査で陽性反応を示し、暫定的な資格停止処分とされた。選手側が大会前に服用した胃潰瘍治療剤の成分を検査機関で解析し、成分表示にないアセタゾラミドを検出。機構は19年2月、陽性反応が出たのは同剤が原因と認定し処分を取り消した。

アセタゾラミドは緑内障の治療などに用いられる。筋肉増強剤使用の隠蔽や利尿作用を利用した減量に使われることがあり、禁止薬物に指定されている。沢井製薬によると、アセタゾラミドを同社では取り扱っていないという。

沢井製薬は仕入れ先である原薬メーカーの製造段階で混入した可能性があるとみて調査する。同社戦略企画部は「多大な心配と迷惑をかけ、心より深くおわびする」としている。

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