2019年6月19日(水)

富山駅 あいの風鉄道の高架化完成 南北アクセス改善

2019/3/4 18:56
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北陸新幹線の並行在来線を運行する第三セクター、あいの風とやま鉄道(富山市)の富山駅で4日、高架化が完成した。富山県が高架化工事を進め、2015年に完了した上り線に続き下り線も新たなホームの供用を開始した。今後は高架下を活用し、路面電車の南北接続や新たな南北自由通路の整備も予定される。駅周辺の活性化を期待する声が高まっている。

あいの風とやま鉄道の富山駅高架化完成を祝う式典が開かれた(富山市)

富山駅の高架化完成記念式典で石井隆一知事は「良い街づくりができてきた。ますます富山駅の魅力に磨きをかけていきたい」と意気込んだ。あいの風とやま鉄道の担当者は「アクセスが改善し、JR高山線と北陸新幹線への乗り継ぎが楽になる」と説明する。線路の撤去などを経て、4月下旬には駅の南口と北口を結ぶ仮設通路も開通し往来の利便性が増す。

20年春には高架下を通す形で、富山駅を挟んで南にある富山地方鉄道(富山市)と、北にある富山ライトレール(同)の路面電車のレールが接続する予定だ。南北を結ぶ自由通路も本格開通する。

駅前商業施設の土産物店の担当者は「現在は南北の行き来が不便。自由通路が開通すれば駅北に住む人にも訪れてもらいやすくなる」と話す。高架化に伴って生まれる約2400平方メートルの土地は飲食エリアとして整備される予定で、県や市は駅周辺の活性化につなげる意向だ。

もう1つの高架化も動き出した。富山地鉄の電鉄富山駅周辺の高架化について、同社と県、市が2月に費用負担割合について合意。事業費120億円のうち富山地鉄が1億5000万円、残りの118億5000万円を国と県、市が負担することでまとまった。

4月以降に高架化工事に着手し、高架化でできる約2350平方メートルのスペースは同社が駐車場として開発する計画だ。工期は7~8年を見込む。完成後はラッシュ時の渋滞の緩和に向けて南北を結ぶ道路の新設や拡幅が予定されている。

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