2019年5月25日(土)

路線バス定額制、月7500円で利益最大 滋賀の実験

関西
2019/3/4 18:47
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路線バスを乗り放題として採算性などを調べる滋賀県での実証実験の結果が4日、まとまった。実験は同県にキャンパスのある立命館大などが行った。実験でバスに乗車した学生へのアンケートなどを通じ、約50路線が対象とされた今回のエリアでは「月額7500円」とした場合にバス会社に最大の利益が見込まれると結論づけた。参加した学生のうち7割でバス利用が増え、行動範囲も広がった。

実験を進めた塩見康博・立命館大准教授(交通工学)は「地方の路線バスでもサブスクリプション(定額制)の採算性はあり、地域経済へもプラス」と強調。協力した近江鉄道(滋賀県彦根市)の担当者は「定額制の導入に向けた判断材料の1つとしたい」と話す。

実験では、被験者の従来の利用額や定額制とした際の希望額などを基に採算性を分析。月額6500~1万円の場合にバス会社の売り上げが現状を上回り、7500円で最大の7%増になると算出した。7割の学生が「バスの利用が増えた」と答え、通学が多かった利用目的も買い物や食事など多様になったという。

実験は2018年12月から約1カ月間実施。草津市と大津市の路線バス計約50路線が14日間乗り放題になるチケットを付近にキャンパスのある大学生に配り、バスの利用状況の変化などを調べた。

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