第一交通産業、AIで路線検索・案内 那覇バス拠点に

第一交通産業などは4日、那覇バスターミナル(那覇市)で路線バスの案内をするディスプレーを2種類導入した。人工知能(AI)を使い、顧客と双方向でやり取りできる点が特徴。ともに目的地への路線や時刻、料金などを検索でき、英語、中国語、韓国語でも対応する。1階の待合ロビーに設置した。
NTTドコモ九州支社、モバイルクリエイトと開発した「おしゃべり案内板」は46インチ画面のタッチパネルを操作すると、3次元CG(コンピューターグラフィックス)の女性キャラクターが会話をするように文章を表示する。災害時には防災情報も知らせる。5月末までの実証実験で、訪日外国人への対応効果などを検証する。
ciRobotics(大分市)と共同開発した「検索ロボット」は魔よけのシーサー(獅子)を模した人形が手にする13.3インチの端末で案内し、音声とタッチパネルでの操作が可能。検索結果の印刷もできる。