2019年7月20日(土)

アカデミー作品賞「グリーンブック」の監督が初来日

文化往来
2019/3/5 6:00
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今年の米アカデミー賞で作品賞を獲得した「グリーンブック」(公開中)のピーター・ファレリー監督(62)が初来日した。「受賞の実感がない」としながらも、製作の過程で「人々の考えを変えるような作品になるかもしれない」と手応えを感じていたという。

人種差別が色濃い1962年、ナイトクラブの用心棒トニー(ヴィゴ・モーテンセン)は、黒人ピアニストのシャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手兼用心棒として雇われ、差別の激しい南部への演奏旅行に帯同する。粗野だが人間味あるイタリア系と、上品でインテリだが孤独なアフリカ系。そりの合わぬ2人が固い友情で結ばれる。実話をもとに描いた。

「2人が友情をはぐくむ。そこに希望を感じた」と監督。「当時の南部ではトニーも局外者で(白人運転手を雇う)シャーリーもアフリカ系の共同体ではアウトサイダー」だという。単純な人種差別というよりも「(人々が)分断されているのを描いたつもり」。

弟ボビーとの兄弟監督で「メリーに首ったけ」などの喜劇作品で知られる。今回も笑いの要素はあるが「あくまでも自然に生まれてきたもの」と語る。「次作は『グリーンブック』寄りの作品になるが、その次はコメディーに戻る。喜劇が大好きなんだ」と話す。

(関原のり子)

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