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青酸カリ脅迫 管理厳重、入手元は?

東京や大阪、札幌の製薬会社、新聞社など18社に1月、毒物の青酸カリ(シアン化カリウム)を同封した脅迫文が送りつけられた。青酸カリはメッキ加工や冶金などに広く利用されるが、管理は法律で厳しく規定されており、専門家は「過去に紛失したものが使われた可能性もある」と指摘している。

「青酸カリを入れた偽物の薬を流通させる」。1月25日に各社に届いた脅迫文は、3500万ウォン(約350万円)をビットコインで送金するよう要求。小さなポリ袋に入った白い粉末約1グラムが同封されていた。警視庁の鑑定の結果、粉末は本物の青酸カリであることが確認された。

青酸カリは毒性が強く、口から摂取したり皮膚の傷口などから吸収したりすると呼吸困難や意識障害を起こす。致死量は0.2~0.3グラムとされる。青酸カリを含む青酸化合物は過去にも殺人事件や脅迫事件で使われ、毒物の代名詞のようになっている。

他方、メッキ加工や冶金、医薬品や農薬の研究など、利用分野は幅広い。管理は厳格になっており、取り扱うには登録や許可が必要。毒物及び劇物取締法に基づき、購入時の身元確認や販売記録の保管が義務付けられ、鍵がかかる倉庫などで保管しなければならない。在庫量の記録も求められている。

公益財団法人「日本中毒情報センター」(茨城県つくば市)の奥村徹理事は「全く無関係の職業に就いている人間が簡単に入手できるものではない」と説明。「過去に盗難などで紛失した青酸カリが今回の事件で悪用された可能性も否定できない」と話している。

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