志望業界、素材・化学が首位に 採用抑制の銀行は下落

2019/3/2 0:00
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大学生の就職志望業界に変化が起きている。就職情報大手のディスコ(東京・文京)の2月時点の調査によると、素材・化学が首位に浮上した。業績が堅調な企業が多く、働き方改革が進んでいるイメージが人気の理由とみられる。前年4位の銀行は9位に下がった。業界を取り巻く環境などを冷静に見つめる学生の姿が浮かび上がる。

調査は2020年春に卒業予定の学生1322人を対象に、全40業界から5つまで志望業界を選んでもらった。全体(文系男子、文系女子、理系男子、理系女子の合計)の首位に素材・化学が前年の2位から浮上し、3位には医薬品・医療関連・化粧品が入った。

採用コンサルタントの谷出正直氏は「取り扱う製品の世界シェアなどをみて、川上産業に目を向けているのでないか。働き方改革が進んでいる企業が多いのもポイントになっている」と分析する。

かつて首位の常連だった銀行は低落傾向が続く。一般職を中心に採用抑制を進めているためとみられる。1日に法政大学で開かれた大手銀行の学内説明会には大教室に多くの学生が集まったが、「昨年より参加者が減っている」(採用担当者)。学生から「人工知能(AI)に仕事を奪われるのではないか」という質問も出たという。

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