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体力あるうち 思惑一致 備前信金と日生信金、合併発表

岡山県南東部を地盤とする備前信用金庫(備前市)と日生(ひなせ)信用金庫は1日、2020年2月をメドに対等合併すると発表した。人口減少などで厳しい経営環境が続く中、自己資本比率が10%以上など健全性を保っているうちに経営基盤を強固にしたいとの両者の思惑が一致した。

記者会見後に握手する備前信金の高森理事長(左)と日生信金の木下理事長(1日、岡山県備前市の備前信金本店)

記者会見で、日生信金の木下洋司理事長は18年11月下旬ごろから合併への協議を始めたと明らかにした。そのうえで「同じ地域で営業する中、5年後、10年後を考えて体力を強化して企業を支援する方向で一致した」と説明。備前信金の高森謙二郎理事長も「今まではパイを取り合っていたが、安定した(経営の)中で今以上の規模に大きくしたい」と強調した。

両金庫では、6月の通常総代会で合併を決議する予定。手続き上の存続金庫は備前信金で、合併後の本店・本部は現在の備前信金本店・本部に置く。新金庫の理事長には日生信金の木下理事長が就任する予定。両金庫では今月中旬に合併準備委員会を設けて、名称などについて協議する。

現在は備前信金が12店舗、日生信金は10店舗を展開しているが、本店がある備前市をはじめ近隣の赤磐市、瀬戸内市、和気町で店舗が重複している。合併に際しては、数店舗の統廃合を検討。両金庫合わせて現在249人いる役職員は引き継ぐが、将来は適正化を検討するとしている。

岡山県内では02年1月に玉島信用金庫と旧倉敷信用金庫が合併したが、現在も8つの信金がある。今回の両信金の合併が、今後の合従連衡の呼び水になる可能性もありそうだ。

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