盛岡市の商業施設「ななっく」19年6月閉店、再開発検討

2019/3/1 22:00
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盛岡市中心部の商業施設「ななっく」は6月2日に閉店すると発表した。赤字が続いたことに加え、親会社の経営難が重なり、営業継続が困難になった。老朽化した建物は解体し、商業施設やホテルなどの複合施設への再開発を検討している。

親会社の投資ファンド、マイルストーンターンアラウンドマネジメント(MTM、東京・千代田)などによると、2012年の開業以来、赤字営業が続き最近、取引先への未払いが発生した。老朽化した建物は維持管理コストがかかり、改善には大幅な設備更新や耐震補強工事が必要などと説明している。

またMTMは18年4月、山形市の百貨店、大沼を子会社化したが、投資資金が集まらずに再建が難航、財務状態が悪化していた。近隣で盛岡市が21年度、商業施設も含めたバスターミナルの再開発を計画していることも考慮したという。

今後の計画は未定だが、商業施設とホテル、マンション、駐車場などを備えた複合施設への再開発を想定している。早瀬恵三社長は「苦渋の決断だが、地域をより発展させるため、いったん営業を中断して取り組む」とコメントした。

ななっくは東日本大震災直後のガス爆発事故で休業した旧中三盛岡店の後継として12年10月に開業した。地下1階地上9階建て。7階までのフロア約1万9000平方メートルに生鮮食料品店や衣料品、飲食店、雑貨店などが入居していたが、近年はテナントの撤退が相次いでいた。

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