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三菱UFJ、独航空機ファイナンス買収 7000億円超で

金融機関
2019/3/1 19:04
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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は1日、独2位の銀行、DZバンクの子会社から航空機ファイナンス事業を2019年後半にも買収すると発表した。買収金額は非公表だが約7千億円とみられる。邦銀は海外で貸し出しを伸ばしてきたが、低金利で収益力は低下している。リスクはあるが好採算を見込める事業を拡大する。

DZバンクグループの航空機ファイナンス事業は、航空機を購入する航空会社やリース会社への融資を主に手掛けている。貸出債権の総額は約56億ユーロ(7163億円)。

三菱UFJは該当する事業の100人超とみられる従業員を受け入れる。グループの東銀リースが英国に現地子会社を新設し、航空機に関するファンドの運用や資産管理など一部の事業を引き受ける。

巨額の買収をするのは、航空機分野の将来性が高いとみているからだ。民間の予測によると、世界の民間航空機の資金需要は23年に18年の1.5倍になる。三菱UFJは18年度に始めた中期経営計画で、欧州の主要施策として「航空機」を据えていた。

「時間を買う。担保付きで収益の高いビジネスを取りに行く」。三菱UFJの担当者は同日、記者への説明で強調した。

銀行へのM&A(合併・買収)を除いた金融事業の買収では同社で過去最大となる。

三菱UFJ銀行の航空機ファイナンスの資産残高は現在、7000億円程度といい、買収により倍増する。DZバンク子会社の航空機ファイナンス事業は数カ月前から入札を実施しており、複数の銀行が名のりを上げていた。

これまでの三菱UFJの航空機ファイナンスは主に先進国で大手の航空会社が新しい機体を買う際の融資にとどまってた。買収により中古機や新興国市場に事業を広げる。

航空機ファイナンスは航空会社に対するリースを主軸に高い利回りが見込める。金融関係者によると「リース料率で言えば10%近い利回りが見込める」。総資産利益率(ROA)も1%後半から2%台が期待できるという。

三菱UFJの連結総資産残高は18年度上期時点で306兆円。世界で有数の貸し手として、海外でも残高を増やすことで存在感を高めてきた。だが利回りが低ければ収益貢献は難しい。今回の買収を機に、低採算の貸し出しは見直しを加速する。

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