2019年6月17日(月)

美濃焼、訪日客好みに 陶芸作家が製作
和食器、欧米人向け大ぶりに

2019/3/1 12:12
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土岐市など岐阜県東濃地域で生産される美濃焼の陶芸作家3人が、訪日外国人向けの食器シリーズを製作した。欧米人の好みを意識し、国内の一般的な和食器より大ぶりにした。3月8日に東京都の食器店で売り出す予定で、「美濃焼の素晴らしさを伝えたい」と意気込んでいる。

美濃焼の陶芸作家が製作した訪日客向け和食器シリーズ「一献三菜」

3人は佐藤公一郎さん(64)と佐々木辰二さん(67)、小栗正男さん(74)。いずれも高度の技術・技法を保持しているとして、伝統工芸士に認定されている。

製作したのは「一献三菜(いっこんさんさい)」シリーズ。主菜を置く角皿や酒器などをそれぞれが約30種類ずつ作った。伝統的な釉薬(ゆうやく)を使い、黄色く発色した「黄瀬戸」や白っぽい「志野」などに焼き上げている。

きっかけは県の研究機関、県セラミックス研究所(多治見市)の呼びかけ。訪日客向けが売り上げの半分を占める東京の食器店を同研究所が調べたところ、「売れ筋は大皿や蓋の付いた食器で、小皿や小鉢は使い方が分からないのか売れない」ことが分かったという。

このため「一献三菜」は一般の和食器より1割ほど大きめに。最も高いものでも2万円以下とし、土産に買い求めやすくした。佐藤さんは「2020年の東京五輪などで訪れた人に、多様で個性豊かな美濃焼を知ってもらいたい」と話す。

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