ベネズエラ野党指導者、ブラジル訪問 圧力強化を要請

2019/3/1 6:24
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【サンパウロ=外山尚之】ベネズエラの野党指導者グアイド国会議長は2月28日にブラジルを訪れ、同国のボルソナロ大統領と会談した。グアイド氏はマドゥロ政権への圧力強化を要請。ボルソナロ氏は「ベネズエラに民主主義を取り戻すための努力は惜しまない」として、ブラジル政府として協力を続けていくと明言した。

握手するブラジルのボルソナロ大統領(左)とベネズエラのグアイド国会議長(2月28日、ブラジリア)=ロイター

グアイド氏は2月21日にベネズエラを出国、コロンビアに続く訪問先としてブラジルを訪れた。会談後の記者会見でグアイド氏は「独裁政権に対峙するため、支持を集める外遊は重要だ」と述べ、ブラジルの協力を求めた。ボルソナロ氏はグアイド氏を「兄弟」と呼び、マドゥロ政権への外交圧力の継続の必要性で一致した。

1月に就任した右派のボルソナロ氏は左派陣営に厳しい態度で知られ、早々にグアイド氏を暫定大統領として承認した。ボルソナロ氏は会見で「ベネズエラで起きていることは過去2人の(ブラジルの)大統領にも責任がある」と述べ、ベネズエラの左派政権と親密な関係だった、ルラ元大統領とルセフ元大統領を非難。ベネズエラ情勢を左派たたきに利用する意図も透ける。

グアイド氏は3月1日にパラグアイを訪れ、同国のベニテス大統領と会談する。これまで米国との連携を重視していたが、ベネズエラ情勢が膠着し長期化する中、南米の周辺国と連携し、マドゥロ政権への包囲網を構築する方針へと転換している。

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